関東最東端の灯台犬吠埼灯台
〜明治初期建設の登録有形文化財〜
犬吠埼灯台は関東の最東端銚子に建設された高さ31mの灯台です。明治初期に日本の灯台を30基近く建設した「日本の灯台の父」と呼ばれるイギリス人技師R.H.ブラントンにより建設された灯台の1つです。
灯台はレンガ造で、官舎などの付属施設も含め国産レンガ19万3千枚が使われました。灯台の内部を上る石造階段は99段であり、この段数は九十九里浜由来とのいわれがあります。また、この灯台には最大級の第1等レンズが使用されています。この付近は海霧の発生が多い地域で、霧信号所も併設されておりました。霧笛は平成20年に廃止されましたが、現在でも灯台構内にかまぼこ型の霧信号所を見ることができます。
犬吠埼灯台では航路標識事業の周知啓蒙のため、公益社団法人「燈光会」により参観事業を実施しており、灯台の上まで登り景色を楽しむことができます。灯台構内には資料展示館も併設され灯台の歴史などを知ることができます。ぜひ、犬吠埼灯台に足を運んでみてください。